眼の内側にコンタクトレンズを挿入するICL。もともと無かったものを眼のなかに入れることで、身体への悪影響はないのか、最悪の場合失明する可能性もあるのではないかと心配される方もいらっしゃると思います。
当記事では、ICL手術の概要と術後に起こりうるリスク、リスクを回避する方法や新宿近視クリニックでの対応をご紹介します。
当記事では、ICL手術の概要と術後に起こりうるリスク、リスクを回避する方法や新宿近視クリニックでの対応をご紹介します。
ICLとは
ICL(アイシーエル・眼内コンタクトレンズ)は、視力を回復させる手術のひとつです。角膜を3mmほど切開し、角膜と水晶体の間(虹彩の後ろ側)に特殊なレンズを挿入することで視力回復を図ります。近視・乱視の矯正が可能です。
当院のICL手術については下記をご覧ください。
当院のICL手術については下記をご覧ください。
ICLで失敗するリスクはある?失明の可能性は?
ICL手術は手術である以上、失敗するリスクがまったくないと言い切ることはできません。
失明の可能性もほとんどないですが、合併症が引き起こされることは考えられます。
当院ではこのような場合に備えて術後の定期健診を設けており、また術後3年間はレンズの位置調整や度数の変更対応なども無料でおこなえるようにしています。
失明の可能性もほとんどないですが、合併症が引き起こされることは考えられます。
当院ではこのような場合に備えて術後の定期健診を設けており、また術後3年間はレンズの位置調整や度数の変更対応なども無料でおこなえるようにしています。
ICLの術後に起こりうるリスク
ICLでは、術後に起こりうる不具合や症状としては以下のようなものが挙げられます。
レンズの不適合
ICLで使用するレンズは、手術前に詳細な検査をおこなったうえで最適なサイズ・度数のものを使用します。
実際にはまれですが度数が合わない場合、レンズの交換をして最適な度数に調整します。またこちらもほとんど実例はないものの、当院では術後に近視が進行した場合、レンズの交換対応を3年間無料で提供しています。
実際にはまれですが度数が合わない場合、レンズの交換をして最適な度数に調整します。またこちらもほとんど実例はないものの、当院では術後に近視が進行した場合、レンズの交換対応を3年間無料で提供しています。
ハローグレア(ハログレア)
ハローグレア(ハログレア)は、光が眼内レンズを通過するときに乱反射を起こす現象です。夜間に照明を見るようなシチュエーションで、光源に光の輪っかがみえたり、ぼわっと広がったり、人によってはスパークするように広がって見えたりします。
レーシックやICLの手術後に見られる一般的なリスクであるとともに、気にされる患者様の多いリスクでもあります。しかし、当院のICL手術においては光学部の広いEVO+レンズを使用しており、従来のレンズよりもハローグレア(ハログレア)を低減できるようになっています。
レーシックやICLの手術後に見られる一般的なリスクであるとともに、気にされる患者様の多いリスクでもあります。しかし、当院のICL手術においては光学部の広いEVO+レンズを使用しており、従来のレンズよりもハローグレア(ハログレア)を低減できるようになっています。
感染症
ICLでは3mmほど角膜を切開し、その隙間から折り畳んだレンズを挿入します。そのため術後のケアを怠ってしまうと、その小さなキズから病原体が眼内に侵入して感染症を引き起こす恐れがあります。
術後の感染症を予防するためには、目薬の投与や検査によるアフターケアを適切におこなう必要があります。私生活では特に、眼をこする、眼球に直接触れる、眼に水が入るような動作(水洗いする等)など、目に異物が入らないように注意しましょう。
術後の感染症を予防するためには、目薬の投与や検査によるアフターケアを適切におこなう必要があります。私生活では特に、眼をこする、眼球に直接触れる、眼に水が入るような動作(水洗いする等)など、目に異物が入らないように注意しましょう。
近視の戻り
術後に数年が経過していくあいだに近視が戻ってしまうケースです。例えばレーシック手術は、角膜を削る量の多さやもともとの視力によって近視の戻るリスクが高まります。
一方のICLは角膜を削らない手術であり、近視の戻りも元の視力に左右されません。術後数年以内に戻ることはほとんどありませんが、リスクのひとつとしてお伝えします。
一方のICLは角膜を削らない手術であり、近視の戻りも元の視力に左右されません。術後数年以内に戻ることはほとんどありませんが、リスクのひとつとしてお伝えします。
過矯正
過矯正とは、度数を過度に矯正してしまい遠視になってしまうことを指します。 過矯正では、目の疲れや頭痛などを引き起こす場合があります。 ICL手術で過矯正になる場合はほとんどありませんが、防止のため手術前の適応検査で眼の状態を正確に把握することが重要です。
ICLで白内障になる可能性はある?
ICLでは角膜と水晶体、もう少し細かくいうと虹彩の後ろ側にレンズを挿入するため、レンズが水晶体に接触するリスクはゼロではありません。1.5%と低い確率ですが、接触によるダメージによって白内障が引き起こされることがあります。
生活に支障が出るほど症状がひどい場合は、いちどレンズを取り外して白内障手術をおこなうことが可能です。
ICLと白内障の関係性については、「ICLで白内障になる可能性はある?手術を受けることはできるのか」の記事をご覧ください。
生活に支障が出るほど症状がひどい場合は、いちどレンズを取り外して白内障手術をおこなうことが可能です。
ICLと白内障の関係性については、「ICLで白内障になる可能性はある?手術を受けることはできるのか」の記事をご覧ください。
ICLを受ける医療機関を選ぶ際のポイント
ICLを受けたいと思ったら、ICL手術に対応している眼科を探す必要があります。選ぶ際には以下の3つの点をチェックしましょう。
患者に向き合う姿勢
ひとつは、受診される方の悩みに対する態度です。ICLを受けたい理由、仕事や普段の生活習慣などを踏まえて、手術のメリットだけでなくリスクやデメリットを説明してくれるところを選びましょう。
手術の時間や術後の注意点、また困りごとが発生したときのサポート体制など、説明の内容や用意されている対応を確認するとよいかもしれません。
手術の時間や術後の注意点、また困りごとが発生したときのサポート体制など、説明の内容や用意されている対応を確認するとよいかもしれません。
豊富な手術実績
もうひとつは、ICL手術の実績です。一般的にはICLの手術実績の豊富な眼科が無難です。ICLの手術が自由診療で全額自己負担だからといって、値段だけを比較して決めることはやめましょう。
実績や過去の症例など、気になる点を確認してから手術を受けるか否かを決めましょう。
実績や過去の症例など、気になる点を確認してから手術を受けるか否かを決めましょう。
費用体系の明確さ
患者に向き合う姿勢とも関連しますが、費用体系の明確さも重要なポイントです。度数や乱視の有無など、症状の重さや種類による料金の違い、分割払いの有無や保証期間、さらに術後のケアに対する料金まで明示されていることが目安です。
まとめ
ICLでは、失明するようなリスクはありませんが、サイズや度数が合わなかったり、ハロー・グレアが起こるケースがないわけではありません。また、術後のケアを怠ることは眼内に病原菌が侵入するリスクを高めます。
納得のいく効果を得るには、このようなリスクを理解したうえで手術を受けることが重要です。ただしサイズや度数が合わないといったリスクはレンズ交換をおこなうことで回避できます。
新宿近視クリニックでは、手術後のレンズの位置調整やレンズ交換(レンズ代金含む)の対応を3年間無料でおこなっています。ICL手術を受ける眼科を選ぶ際は、このようなリスクへの対応も加味して検討しましょう。
納得のいく効果を得るには、このようなリスクを理解したうえで手術を受けることが重要です。ただしサイズや度数が合わないといったリスクはレンズ交換をおこなうことで回避できます。
新宿近視クリニックでは、手術後のレンズの位置調整やレンズ交換(レンズ代金含む)の対応を3年間無料でおこなっています。ICL手術を受ける眼科を選ぶ際は、このようなリスクへの対応も加味して検討しましょう。
監修医師紹介
経歴
2001年
北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室
2003年
手稲渓仁会病院
2007年
北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2008年
University of Southern California,Doheny Eye Institute留学
2011年
新宿近視クリニック入職
関連記事
カテゴリ
- ICL
- ICLは角膜を削らずに視力回復が可能で、眼の中にレンズを入れます。メンテナンスも不要です。
- レーシック
- レーシックとは、角膜を専用のレーザーで削り、屈折率を調整することで視力回復を図る治療法です。