レーシック
2023-01-05(記事公開日)
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レーシックのメリット・デメリットとは?手術について解説

レーシックのメリット・デメリットとは?手術について解説
眼鏡やコンタクトをしている方で、日々のわずらわしさを感じている人は少なくないのではないでしょうか。忘れてしまったり、壊してしまったりすると、仕事や生活に支障がでてしまいます。そんな方におすすめなのが、眼を矯正するレーシックです。レーシック手術のあとは、眼鏡もコンタクトも不要になり、毎日のストレスが解消されるといいます。今回の記事ではレーシックのメリット・デメリットをご紹介します。レーシック手術を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

レーシック手術とは

レーシック(LASIK)手術は、近視などのピントが合わない症状を改善する眼科手術です。角膜にエキシマレーザーと呼ばれるレーザー光を照射し、屈折率を調整します。直接角膜の形を変えて焦点を合わせる手術なので、術後はコンタクトレンズや眼鏡が不要となります。
アメリカのFDA(医薬品局)の認可も得ている安全な手術です。日本では2000年に厚生労働省からの認可を得て、一般的に普及しています。

レーシックのメリット

一度レーシックの手術をすると、わずらわしいコンタクトの装着や眼鏡をかける手間もなくなります。消耗品であるコンタクトレンズの費用も削減できるでしょう。他にも以下のようなメリットがあります。

近視だけでなく遠視・乱視の矯正もできる

角膜の屈折率を調整するレーシックは、近視以外にも遠視・乱視の矯正が可能です。近視の方は、遠視や乱視を併発している方も多いため、レーシック手術を受けることで、距離などに関わらず物がはっきり見え、正視の状態に改善できます。

術後の回復が早く、すぐに効果を実感できる

レーシック手術は10分ほどで完了し、術後の翌日には視力が回復して裸眼で生活ができるようになります。個人差がありますが、術後10分ほどで視力が回復する方もいます。回復が早いため、週末を利用して治療を受け、休み明けに仕事に復帰することも可能です。

ただし、術後の状態や仕事によっては、様子を見たほうがよい場合もありますので、必ず医師に相談してください。

術中・術後の痛みが少ない

手術前には点眼麻酔を使用することで、痛みは感じません。点眼麻酔は、目薬のような液体状の麻酔です。またレーザーで角膜を削ると聞くと痛そうなイメージですが、照射されている感覚もなく、ストレスを感じにくい手術です。術後も痛みが少ないのでいつもどおり過ごせます。

他の視力矯正手法に比べてコストがかからない

コンタクトレンズは視力矯正として最も一般的ですが、コンタクトレンズはもちろん、保存液や洗浄液の定期的な購入費がかかります。一度手術を受けたらランニングコストがあまりかからないレーシックのほうが、長い目でみて安価ともいえます。

レーシックの他にも、視力矯正手法としてICL(眼内コンタクトレンズ)やReLExSMILE(リレックススマイル)などの手術がありますが、レーシックはそのなかでも、比較的リーズナブルに手術が受けられます。

レーシックのデメリット

レーシック手術は、痛みが少なく比較的安価な点が魅力ですが、デメリットもあります。以下に紹介するデメリットも踏まえたうえで、レーシック手術を検討してみましょう。

復元ができない

レーシックは復元が難しい手術です。一度レーザーで削った角膜を再びもとに戻すことはできないためです。レーザーで角膜を削り過ぎてしまうと、遠視になる場合や過剰矯正が原因で頭痛や吐き気をひき起こすケースも。レーシックは復元ができない高度な手術であるため、医院選びは慎重におこなう必要があります。

まれに近視の戻りや視力の再低下が起こる

ごくまれですが、術後に近視に戻ってしまい、視力が再び低下してしまうケースがあります。近視になる方は癖や仕事柄、近くをみる習慣がもとからある人が多いため、再び近視を再発する可能性もあります。

ただし近視の戻りは、全体の4〜5%にとどまります。アメリカの調査では、レーシックを受けた方の約90%近くの視力は安定しており、良好であったという調査結果があります。これは10年前の調査であるため、現在はさらに高い数字が予想できます。

ハロ・グレア現象の可能性がある

ハロ・グレア(ハロー・グレア)現象とは、暗いなかで見る光の周りに輪っかが見える、光が滲んで見えるなどを引き起こす現象です。極端に眩しく見えることもあります。

このハロ・グレア現象は、レーシック手術を受けた40%程度の方に症状が現れるといわれています。ただし、3ヵ月〜半年ほどで症状は安定し、症状が落ち着くまでは点眼指導をおこなうため安心です。

緑内障・白内障の治療が難しくなる場合がある

緑内障は視野が狭くなる病気、白内障は眼の水晶体が濁って視力が低下する病気です。いずれもレーシック手術を受けたあとは、角膜が変形しているため、治療が難しくなる場合があるので注意が必要です。緑内障の治療には眼圧検査が必須ですが、レーシック手術後はこの眼圧が正確に測れなくなることもあります。ただし治療が難しくなるケースはありますが、基本的にいずれも治療は可能です。緑内障または白内障の治療を受ける際には、レーシック手術を受けた旨を申告するようにしましょう。

近視が強すぎるとレーシックの適応外となる

近視が強い方は、レーシック手術を受けられない場合があります。近視が強いとそれだけ角膜を削らなければならないためです。削りすぎると、近視が再発したり、遠視になる可能性もあります。もともと強い近視の方は、術後の近視の戻りがでやすいともいわれています。

近視が強い場合は、角膜を削らないICL(眼内コンタクトレンズ)がおすすめです。眼の虹彩の後ろにレンズを挿入して、近視や乱視を矯正します。

レーシック治療をご検討の方へ

レーシックは、アメリカのFDAや日本の厚生労働省からも認可を得ている安全な眼科治療です。眼鏡をかけたり、コンタクトを外したりといった毎日の小さなストレスから解放されます。術中や術後も痛みが少なく、回復も早いので手軽に手術を受けられますが、リスクはゼロではなく、技術がともなう治療です。特に医院選びは慎重におこなうことをおすすめします。

新宿近視クリニックは、経験豊富な眼科専門医が在籍しているクリニックです。厚生労働省から先進医療実施施設として認定されています。レーシックをはじめさまざまな眼科治療をご用意しています。近視を治したい方やレーシックをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

監修医師紹介

経歴

  • 2001年

    北海道大学医学部卒業 北海道大学眼科学教室

  • 2003年

    手稲渓仁会病院

  • 2007年

    北海道大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得

  • 2008年

    University of Southern California,Doheny Eye Institute留学

  • 2011年

    新宿近視クリニック入職

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